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3月16日 雪融は迅く/磐梯山

以前、猪苗代リゾートスキー場に職場の人たちと滑りに来た時、ゲレンデの上に見える沢は広いボウル状の斜面でいかにも滑れそうだった。地図を確認しても沢は開けていて特に問題なさそう。秋にも偵察にきたが、山頂からの入り口も入りやすそうだった。
というわけでいつか滑ろうと思っていたのだが、メンバー募集したものの賛同が得られず(?)、せっかくの晴れの天気になりそうなので、独りで行ってみることにした。
ところがゲレンデに近づいて目指す沢が見えてきたところで、、、雪がない!谷の真ん中に黒々と地面が出ている。谷を滑るという目論見が既に崩壊。賛同が得られずかえって良かったかも。

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しばし思案するが、まあしょうがないので気持ちを切り替えてスキー登山ということに。登りの尾根も雪が少なそうでブッシュの感じである。
ゴンドラ1回券900円也を購入してゲレンデトップへ。いつもながら猪苗代湖の眺めが広がっている。ものかげでシールをつけて登り始める。雪はザラメになっているが、出だしから急斜面でつらい。スキーを脱いだりしながら尾根に到達。尾根がやせてきたのでシール登高をあきらめスキーを背負うと意外に風が強くあおられ気味になる。登山者がいるようで、アイゼンのトレースが続いている。天狗岩のやや下でスキーをデポ。山頂から雪を拾えばなんとか下りられそうにも見えるが、つながり具合が不安なのと、登りであおられるのが嫌なので、山頂からの滑降はあきらめた。
デポして歩きだすと上から一人登山者が下りてきた。翁島登山道を下から登ってきたそうだが、ルートがよくわからないところがあったそうだ。天狗岩を過ぎて、雪面が凍り気味になってきたので自分もアイゼンを装着。ところが確認もしないで持ってきたせいで、別の靴に合わせていたようでゆるゆる。工具もないし、ずれそうだがなんとか落っこちはしないようなのでそのまま登る。これも反省。
最後の登りは先週の船形を思い出す強風(それほどではないが)で、途中で帰ろうかと思うが、なんとか登頂。山頂には登山者が一人いたが、風が強いし話もせずにさっさと戻る。
スキーデポまで戻ってやっと一息。ここからは沢の右岸の斜面でなんとか雪がつながっていそうだ。(斜滑降気味にはなるが、山頂からも下りられそうだった。)雪は完全にザラメ化しており、傾斜は急だが特に問題なく下りられた。沢底の地肌が出ているところは風で飛ばされたとも思えない。地温でも高いのだろうか。回り込んで沢底に下りると、上部からの落石がずいぶん多い。岩を踏まないように気をつけて滑るが、上からまた落ちてくるかと思うとのんびりはできない。ゲレンデの高度を過ぎてそのまま沢を下りる。春雪のせいか、結構脚が疲れる。
一か所滝があり割れそうになっていたのと、一か所口が開いていた以外は大丈夫だったが、沢身が狭く快適ではない。ゴンドラでサイドカントリー(?)も出来そうだが、あんまりお勧めな感じではない。最後はすんなりとゲレンデの林道コースに出て終了。
岩手山の鬼石沢みたいなところを想像していたのだが、人のいかない理由がわかった。ともかく、課題が片付いたのだけは良しとしよう。

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この辺はまあ良かったが。。

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こんな風になってるわけで。

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前に1月に来た時はこうだったんだが。

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今年の会津、というより福島はこれ。
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コメント 2

煙突おじさん

チャレンジ精神が大事です。
私も東吾妻西斜面の帯状の
白い斜面が気になって行って来ました。
結果は沢の片斜面でギルランデの連続でした。
by 煙突おじさん (2013-03-19 21:13) 

kkagami

ありがとうございます。
結果はともかく、行ってみないと気になるもんですよね。
by kkagami (2013-03-20 07:02) 

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