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2020年1月25日 Jet stream/東栗駒山(中退)

この冬の天気はなんとも読めない。何しろ典型的な冬型になることがない。冬型に寒気が入って雪、寒気が去って冬型が崩れ晴れる、といったサイクルが見られない。この頃は南岸に梅雨前線のように前線が停滞している。前日までの雨模様から前線が離れて高気圧が張り出し好天を期待していたのだが、山の天気はそう簡単ではなかった。

そろそろ蔵王と月山以外のところに行きたい、ということで栗駒の計画を立てた。少雪とはいえ、栗駒の天気、山頂付近はなかなか行けまいと踏んで、裏掛けから東栗駒、運が良ければドゾウ沢の源頭でも滑れればという計画。T中さんとM山さんが付き合ってくれた。
さて全く雪景色のない県北の景色を進み、いこいの村跡の駐車場に到着。スノーシェッドの中に車1台、駐車場に1台。車を降りると猛烈な風。烈風吹きすさぶという感じだ。不用意に荷物を出すとあっという間に飛ばされる。それでも折角来たし、新湯沢まで降りて樹林帯に入れば何とかなるかと準備する。
新湯沢の渡渉点までスノーシューの足跡が続いていた。
飛び石伝いという感じで対岸に渡る。氷の張った石に兼用靴、なかなかのスリルだ。

DSC08448.jpg
対岸の急斜面をよじ登って一段上の台地まで来てほっと一息。轟々たる風の音は相変わらずだが、ここまで来ると風当たりはほとんど気にならない。
広やかなブナ林が広がっているが、月山と比べると雪の量はやはり少なく笹の葉や小枝のブッシュが目立つ。雪質は前日の月山ほど雨を吸ってる感じはないが、表面がクラスト気味。
左に左に斜上するように登っていくと段々傾斜が増してくる。
上に行くと笹は見えなくなり、雪質もクラストの上に新雪が乗ってくる。

DSC08452.jpg
今日の風では、と早々に東栗駒は諦めルート取りも無理にコルを目指さずに、P1220の尾根筋に向かって適当に登りやすいところを登る。結局ピークやや東側に出た。本日は1200メートルで登高終了。

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滑降は新雪が乗っているので多少期待したものの、下地のクラストが引っかかりなかなか難しい。今シーズン初スキーのM山さんにはちょっと大変だったかも。(それでもいつも通りに下りてたようだったが。)
斜面が緩くなってからはほとんどプルークで安全第一。
渡渉の手前、本日は野外でラーメンタイム。気温が低いようで、バーナーのお湯がなかなか湧かなかった。

DSC08458.jpg
新湯沢を再び渡ってスキンを貼り直し駐車場まで登り返し。

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駐車場に戻ると朝よりはだいぶマシにはなったが、それでも風が吹き下ろしていた。

車でちょっと高度を下げると風はほとんどなくなり日差しの暖かさを感じるほど。読めない天気である。
栗駒に来た時は帰りの温泉が悩みどころというか、決定版がない。今回は築館近くの「たかもりの湯」に寄ってみた。入浴料700円がT中さんのJAF会員証で100円引きになる。脱衣所は手狭だが湯船はゆったりしてなかなかだった。山からはちょっと遠いがアリかな。
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