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2020年3月16日 BLIZZARD/葉山オンドリ尾根

O竹さんと新庄神室の大尺山を計画していたところ、Y野さんも参加になり3人の山行。しかしあちこちの少雪の情報から、結局当日に葉山に行き先を変更、僕のワゴンRにフル積載で出発。
前夜の雨が山では雪だったようで、関山峠の山も久しぶりに白くなっている。富並に向かう道中では雨になったが、大鳥居に着く頃にはまた雪になった。
スタートの駐車地点は雪の壁の印象しかないのだが、今日はもう雪の壁などどこにもない。それでも三枚平に向かう林道にはかろうじて雪がつながっている。ところどころ切れているところもスキーのまま渡ったせいで、クライミングスキンはぐしょ濡れだろう。

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杉の子の斜面を登り切って一休み。

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前夜の雪がザラメ雪の上を数センチ覆っている。濡れたスキンは既にボッコになりだした。

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ブナ林の急登に入る。今日も最年長のO竹さんが先頭を行く。このところちょっと山はご無沙汰で云々というのはやはりブラフか、50代と60代を置き去りにして急斜面を登って行く。
広い斜面から尾根に乗り上げようという辺りで斜面はますます急になり、ボッコ雪のスキーではエッジが効かなくなった。たまらず板を脱いでツボ足になって尾根へと這い上がる。折からにわかに強まった風がブリザードとなって雪煙を吹き付けてくる。
寒さに閉口して、今日はここまで。スキンを剥がす手が久々の冬の風にかじかむ。暖冬、暖冬でも山はなめられない。
さて下り。ザラメ雪の上に積もった新雪のおかげで、ザラメそのままよりはマシだが、この時期なりの雪の重さ。

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斜面にはあちこちに雪割れのクレバスが口を開けていて油断できない。危うく落っこちそうになって飛び越えたり。今年の春山はどこに行ってもクレバスに悩まされそうな気がする。
それにしても滑降でも先頭で飛び込んで行くO竹さんに、今回初めて同行のY野さんも笑うしかない。どう見ても70代の滑りにあらず。
杉の子斜面の上まで来るともう風も嘘のように収まり大休止、のんびり春山の風情になる。
林道の腐り始めた雪を推進滑降して車に戻ると、まだお昼をようやく過ぎたところだった。

帰り道はY野さんの実家でお茶を頂いた後、あったまりランド深堀で温泉に入ったり、最上川千本だんごでインスタ映えのお団子を食ったりと、さながらミニ大石田ツアーを楽しませてもらった。山の天気は厳しかったが、一粒で二度おいしい山行だった。

帰り際にO竹さんに、蕾の膨らんだ啓翁桜の枝をもらう。季節はゆり戻しながらも確実に春に向かっている。
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