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2024年1月14日 雪あり〼/蔵王温泉スキー場

土曜日は山から下りてきたタイミングで雪が降り出し、一時本降りになったのだが、すぐに止んでしまった。あたりがちょっと白くなったのも夕方には消えてしまっていた。それでも夜の間にまた少し降ったようで、朝にはまた地面がうっすら白くなっていた。山の上でもそれ程まとまった雪が期待できる感じはなく、Ice Proを車に積んで出発。

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この前八幡平に行った時にY野先輩がこの日は蔵王で滑るとのことだったので、黒姫集合ということで走って行くと、どうも前を走ってるのがそれっぽい。駐車場に着いてみたらやっぱりそうだった。Y野さんもそうだろうとバックミラーを見ながら走っていたらしい。ジャストタイミング、おはようございます。

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麓はいい天気だったが、山の上は雲の中。最初に黒姫クワッドに乗ってもリフトトップは視界不良。まずは見えるところということで、百万人から大森へ滑り込む。大森もなかなかオープンできなかったが、何日か前から開いたようだ。大森ジャイアント、一部に少しブッシュは覗いているが、雪質も上々バーンもフラットで快適に飛ばせた。

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TVでは雪不足で蔵王温泉の宿でもキャンセルが多いというニュースをやってたが、大森まで開けばほぼ全面オープン、スキー場自体オープンできない所も多い今冬の天候でこれ以上望むのはもう「贅沢」というものではないか。もっともコロナ明けでインバウンドも戻りつつある今シーズン、あんまり混雑しない方が滑る方に取ってはありがたいとも思うが。
横倉でちょっと滑ってから(横倉のいつもの新雪バーンも盛大にブッシュがピョンピョンしてたが、、)、黒姫に戻る。パトロール小屋もまだずいぶん上に出ている。と言うか、これ二階建てだったのか!?

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ガスはどんどん上がって来たようだ。

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Y野さん、写真を撮る間もなく行ってしまった。二人で休憩なし、ほぼノンストップ。大体同じようなスピードで滑ってるので待つこともなくノーストレス、楽しいスキーでした。2時間滑って僕は上がります。Y野さんはお昼ぐらいまで。ではまた。

蔵王は雪あります、大丈夫です。みなさん、どうぞ(ほどほどに)おいで下さい。

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2024年1月13日 歩く蔵王/蔵王温泉スキー場

今日はBCクロカンだけ持って蔵王へ。

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竜山駐車場の入り口には9時半ごろに着いたのだが、ここからが渋滞。1段目はジャンプW杯の準備らしく閉鎖、2段目はすでに満杯。最上段の除雪がまだ途中な上に諦めて下りてくる車がいて細い道のすれ違いに往生していたのが原因のようだった。無料駐車場だから交通整理要員がいないのも致し方ないところだろうが、もうちょっと何とかならないものか。しばらく待って3段目の最奥に入るとまだスペースは十分空いていた。

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スカイケーブルを下りると、そこそこの賑わい。インバウンドさん達が記念撮影していた。きれいな霧氷が出来ていて写しがいがあるのではないか。
まずダイヤモンドバレーを一本。雪質・整備良好でBCクロカンでも滑りやすい。

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一本で戻り、見返りに乗り継いで中央ゲレンデへ。
今日のコースは、中央からパラダイスに出て大平コースを下りる予定。昔から横移動が多くて滑りにくいと言われる蔵王の中でも特にめんどくさい歩きが入るコース。BCクロカンならこれもさぞ楽なのではないかという検証である。三郎のリフトで一本滑った後、鳥兜のリフトから移動スタート。
紅葉峠のコースはほぼ水平歩きでほぼ滑らず。確かにクロカン向きだが、こんなに歩きだったろうか。
パラダイスのリフトに乗る時に1時間目のぎりぎりで、リフト券のカウントがどうだったか気になったが。。パラダイスは今日もホワイトアウト。迂回コースを滑り下りてパラダイス十字路に向かう。

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普通ならスケーティングに嫌気がさすパラダイス十字路もクロカン歩きですいすい。標識40番から大平コースに入る。
ただし、ステップソールはどうしても通常のソールに比べて滑りが落ちるようで、大平コースの一番平なところでは行き足が止まってしまう。まあ、歩くのは楽ではあるのだが。
上の台から竜山駐車場への登り返しもペタペタと進めるのはありがたい。

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今日はついでに竜山駐車場の上から唐松リフトのコースに入ってみる。昔、唐松のリフトが動いていた頃はここもちゃんと圧雪してあって、緩斜面でもちゃんと滑ったのだが、今は圧雪なし。下りラッセルとなる。ほとんど歩く人もない静かな散歩道となっている。

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昔なつかしい看板はそのままのようだ。

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昔よくお世話になった総合グラウンド駐車場。かつてはタダの駐車場はここぐらいだったのだ。リフトの動かない今ではスキーで使う人もいないだろうが、なぜか除雪してあった。あのトイレは使えるのだろうか。

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自分のラッセル跡を戻るが、風もなく登り返しで汗だくになった。

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途中で別れ道に入るとちょうど車を停めたあたりに出た。
自衛隊の車両はジャンプ台の整備に来ているらしい。なんでも雪不足でエコーラインから雪を運んでいるとか。ご苦労な事である。

横移動の多い蔵王のゲレンデもBCクロカンなら確かに楽々移動できます。と言ってもこれはあまり誰にも刺さらないアピールだろうな。というのが本日の検証結果。
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2024年1月6-8日 Sixties four, three days in 8mantai/八幡平・大黒森

年末から暖冬傾向が見えていて、年明け最初の3連休の計画はなるべく北の方に行こうと、久しぶりの八幡平にした。ずいぶん前に八幡平スキー場が閉鎖になりその後は行ってないのだが、その後もスキー場跡はバックカントリーな人たちで賑わっていると噂には聞いて、どうなってるか見たいのもあった。Y野さんからどこか行こうと言われていて、ニセコのプレトレも兼ねての計画。YのA部さんとM山さんも加わり、奇しくも60代4人の熟年パーティーである。

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何年ぶりかの御在所駐車場。スキー場はなくなっても道路はちゃんと除雪されている。どころか既に駐車場は満車に近い。かつてスキー場のロッジがあった場所には巨大な地熱発電所が立っていて白い湯気を吹いている。

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どこから入るか勝手がわからず戸惑うが、CATの通った道がありそこを辿る。奥の赤い鳥居には見覚えがあった。
CAT道を歩いていくと昔のリフトがあった場所があったりして、昔の記憶が蘇ってくる。CATは昔の迂回初級コースを通って上部ゲレンデから大黒森の頂上まで行っているようだ。おかげでまわりはそこそこ新雪だが全くラッセルなしで登ることができる。

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大黒森の肩、ゲレンデ跡最上部から屋棟岳に向かう。登り返しがあるのでスキンは貼ったまま。ここはラッセルになり、一気に冬山らしくなる。

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屋棟岳の屋根の棟中間、ちょっと鞍部状になったところから南東面に滑り込む。スキー場がやっている頃、この斜面が見えて滑りたいと思っていた。かつてはスキー場から楽に入れるお手軽ツアーだったらしいが、今も安比からのガイドツアーなどもあるようだ。今回最初の滑りがこの屋棟岳斜面になったが、疎林になかなかのパウダー急斜面。楽しい。
ルート取りはよくわからないが、斜面なりに凹状に吸い込まれる。

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急斜面の最後はだいぶヤブっぽくなって1030mあたりの平場に降り立った。ここからC1022に出て、地形図の夏道ルートを目指したが、地図でわからないような小沢の横断が多く、スキンを貼り直す。なんとか地熱発電所よりあまり下げない地点に出たが、思わぬアルバイトだった。もっと積雪が増えれば状況が良くなるのか、それとももっと楽なライン取りがあるのだろうか。
予定よりちょっと遅くなったが、今回の宿、東八幡平温泉郷の「温泉ゲストハウスやすもり」に向かう。

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「やすもり」は外観こそおっさん4人で泊まるにはメルヘンすぎる感じだが、家族風呂の温泉もいい湯加減で快適だった。完全素泊まりでレンチンやインスタントの食事になったが、酒飲みにはこれで十分。

二日目、車の屋根に数センチの積雪。山の上はもっと降ってるはず。

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出だしで僕の腹具合がおかしくヤバかったが、なんとか昨日と同じCAT道を辿る。今日も駐車場は満車に近いが、見ていると大半の人はアスピーテライン・茶臼岳方向に向かっていって、このCAT道を登る人は意外に少ない。ローカルのおいしい選択がありそうだが、今日はM山さんとA部さんは早めに上がって仙台に帰るということなので、素直に旧ゲレンデを滑ることにする。

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時折吹雪いてくるものの、そうひどくはならない。A部さんは新しいスキーのTechビンディングに苦労していたが、今日はだいぶ慣れてきたようだ。
2時間かからずに大黒森の旧ゲレンデトップに到着。ゲレンデ跡の広い斜面を滑る。

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さすがに閉鎖後だいぶ年数が経っているので、部分的にだいぶブッシュが成長しているが、それでもルートを選べば楽しく滑れる。雪は文句ないパウダー。あと1m積もればブッシュもほとんど埋まりそうだが。
一旦CAT道に出て、仏ノ沢の急斜面に入る。
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CAT道からは入り口がわかりにくいが、適当なところから樹林を抜けると急斜面の上に出た。雪庇っぽいのと、結構な新雪で最初びびったが、ドロップインしてみたら急斜面パウダーが待っていた。

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ぱふぱふ

ほくほく

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ちょうどお昼ぐらいに下りてきた。A部さんとM山さんは温泉入って帰るとのことで、ここでお別れ。
Y野さん、どうします?

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とりあえず下倉スキー場へ移動。まずはゲレ食で昼食。この頃ほとんどゲレ食行かないが、、、カレーうどん1000円か。今は相場か安いぐらいなのかな。おいしかったです。
ちょっとだけ滑るか、とチケット売り場を見ると回数券はないらしい。1回券800円、3本乗ると2400円か。。。
Y野さんは休憩してるというので、一人で3枚買ってゲレンデトップへ。山頂から「SAJ公認コース」を滑降。楽しかったです。圧雪だけど良い雪でした。ちなみに「やすもり」でもらった優待割引券だとシニア一日券は3400円。かなりのお値打ち価格だと思う。

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「記念撮影どうぞ」ということで、板を記念撮影してきたが、なぜキリン?

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三日目の御在所駐車場も大賑わい。

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昨日の仏ノ沢斜面が良かったので、茶臼方面には目もくれず今日も大黒森。昨日より空が明るいか。
この日はCATツアーも盛況か、何度もCATに追い抜かれたりすれ違ったり。

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僕らを追い越して行ったCATのお客さんが大黒森から先に滑って行った。仏ノ沢の急斜面に出ると、CATパーティがたまっていた。

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この辺に仁義があるかわからないが、とりあえずお先にドロップイン。あちらは大人数だし、こっちは自力で登ってるんだし。ともかく楽しかったです。

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今日は御在所の盆地の底まで滑り降りた。ここでCATが待機中。(この日何度もすれ違ったCATのオペさん、僕らを見て笑っていた。すれ違う度に挨拶してくれる優しいオペさんだった。)まもなくCATパーティも続々と滑り降りてきた。外人さん、アメリカ人ぽい。三沢?即、CATに乗り込み2本目に旅立って行った。
ちょうど僕らが(彼らが)滑る時に天気好転、好天滑降だった。

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一昨日滑った屋棟岳が見えた。最後にスキンを貼って駐車場まで登り返して終了。森乃湯で温泉入ってラーメン食って帰路へ。雪・天気・温泉・お酒、当たりでしたね、Y野さん。

帰ってから改めて調べると、八幡平のCATは「大黒森管理協同組合」というガイドさんたちの組合が協同運行している。夏場の刈り払い管理などもやられていてのBCツアーらしい。ありがたいことである。久しぶりの八幡平、良かったです。

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2024年1月2日 One hour in Hahnenkamm/蔵王温泉スキー場

3日間連続で出動の後、一日元旦は脚の疲れもあり出動なし。村内の元朝参りも終わってやれやれというところに地震だった。何だ遠い北陸かと思った割には山形でもかなり揺れ、その後のTVでこれはただ事ではないとなった。
翌朝、こんな時に、とはちらっとは思ったのだが、箱根駅伝も走るようだしと蔵王へ出動した。老母から親戚への年始回りに連れて行くよう言われていたので、1時間限定。天気は良い。

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この前よりは時間が早いので竜山Pは2段目に入る。雲はあるが鳥兜山まですっきり見えている。
スカイケーブルからまずは高鳥。ピステンは上半分だけで、上の台は相変わらず雪不足かピステンなしの荒れ気味。

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この前は視界が悪すぎて乗らなかったハーネンカム・クワッドへ。こちらもばっちりピステンではない。朝の雪が固いこともあって凹凸に脚がきつい。ハーネンカムBコースは比較的荒れが少なく滑りやすい。

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お正月でファミリー客が目立つ。日陰に入ってわかりにくいが、こちらのファミリーは幼稚園か小学校低学年ぐらいの女の子が先頭を切ってハーネンカムAを果敢に滑り下りていた。

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滑らなかったが国体コースも意外に雪が着いていた。もっとも写真を拡大するとやはりまだブッシュのようだ。
ハーネンカム・クワッドを5本乗ったところでちょうどお時間。休まず滑ったのでそこそこ脚に来た。(1時間しか持たない脚力、とも言えるが。。)箱根往路は青学が逆転で制した。

この日の夜は羽田で日航機が炎上。ちょっと記憶にない大変な年明けとなってしまった。
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2023年12月31日 煩悩尽きず/蔵王温泉スキー場

横倉あたりで滑ろうと思って出たのだが、途中の道から地蔵岳の山頂がきれいに見えていて気が変わり、黒姫からお地蔵さんにお参りに行くことにした。
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山頂ケーブルは観光客もだいぶ来ていて、そこそこの混雑。樹氷はいまだ成長前で地蔵山の枯れ木が痛々しい。
出てくる時に何気なく500円玉をポケットに入れてきたのだが、さて地蔵さんにこの500円をまるまるお賽銭に上げるのは過剰な気がする。それで取り敢えず自販機で缶コーヒーを買って崩すことにした。樹氷高原駅の缶コーヒーは170円。330円の釣り銭が出てきた。
さて、お地蔵さんの前まで来てポケットを探り、ではいくら賽銭箱に入れようかと逡巡。小銭330円全部入れてしまってもいいのだが、それでは大して飲みたくもない缶コーヒーをわざわざ飲んだ意味がないような気がする。細かくしたのだから100円一つ入れれば良いような気もするが、年末年始でそれはあんまりセコいようにも思える。お地蔵さんの前で小銭を握ってしばし考慮の末、130円を賽銭箱に投げた。200円を手元に残した訳だが、時間をかけて迷った割にはセコいという100円と大差ない。つくづく自分のセコさ小ささに我ながら呆れた。まあ、こういう煩悩に満ちた衆生をお救い下さるのがお地蔵さん、賽銭のセコさでバチは当てないだろう。。

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お地蔵さんはまだ完全に露出している。知らん人に写真を撮ってもらってザンゲ坂へ。
ザンゲの降り口まででもずいぶん雪の少ないのがわかる。

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パラダイスは視界良好で一昨日よりずっと滑りやすいが、雪はちょっと硬めで脚がきつい。

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1時間目の最後で樹氷原コースを下りる。クラウチングで漕がずにユートピアの上まで到達。

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ユートピアの右側コースはまだピステン跡が無傷で残っていて快適だった。
ここが一番滑りやすかったので、2時間目はBCクロカンに履き替えてこの斜面で練習する。

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欲が出て、やめたつもりのテレマークをやってみるがやっぱりあまり上手く行かない。アルペンターンもちょっと雪面が荒れたところだとだいぶ板がぐらぐらする。新しい板でもなかなか自由自在とは行かない。まあプルークやらシュテムやら駆使して下りれないことはないが、さて「バックカントリー」ではどうだろうか。こっちの「煩悩」も尽きない。1時間練習して撤収。黒姫ハウスのカレーの匂いにそそられたら、実家の昼メシもカレーだった。

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2023年12月30日 万助キャラバン/鳥海山万助道

Yの正月合宿は鳥海山万助小屋泊まりの計画。自分も快適な万助小屋に一泊ぐらいしたかったが、大晦日に餅突きをしなければならない関係上、日帰りでの入山サポート参加になった。
臂曲(ひじまがり)の万助道冬道から入山するのは、年越しの本隊3人に一泊サポート隊3人、日帰りがA部さんと僕の総勢8人での入山。

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最初は雪無しと覚悟していたら、採石場の入り口から一応積雪あり。サポート隊がボッカとラッセル担当と思ったら、重いものは大体本隊メンバーのでかいザックに収まったようで、何がサポートかわからない。

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しばらくは里山的な植林地と雑木林を進む。雪はあるとはいえ、ヤブだらけで帰りもスキーになるかどうか。地面は火山性の大石がゴロゴロしているので要注意だ。

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渡戸に出ると左に今年も遡行した檜ノ沢(ひのそ)のゴルジュが見えてくる。小さい沢とはいえ、トラバースで落ちないように緊張する。

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C700ぐらいで尾根上に上がったところで、設定したリミット時間13時となり、日帰り隊は引き返す。
ラッセルも風雪もないコンディションなので、小屋には問題なく入れそうだ。本隊・一泊隊を見送って来た道を戻る。

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登山道を外すとヤブに突入か隠れた岩を踏みそうなので、トレース上を下るしかない。ほぼほぼプルークに終始する。気を付けていても2回ぐらい板がガリっといった。

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それでも下りは早く、1時間少々で下山。ゆりんこで汗を流して帰る。帰りの車窓からは、頂上こそ雲の中だが鳥海山の白い斜面が輝いているのが見えた。

(翌日に一泊パーティ、2日に本隊とも予定のコースで無事下山。比較的天気に恵まれた合宿になったようだ。)

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2023年12月29日 Inbound in blind/蔵王温泉スキー場

27日が仕事納めで28日から休みに入ったのだが、28は片付けやら何やらでそれなりに忙しく、29日からの出動。実家には寄らずに西蔵王ラインから高湯に直行。
いまだ雪不足で全面稼働には至っていないらしいので、竜山Pも除雪されてるのかやや不安だったが、行ってみると大丈夫だった。が、9時半を回って既にびっしり車が入っている。

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幸い3段目はまだ空きがあった。
しかしこのガス。蔵王らしいといえば言えるが。

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今シーズンのチケットを買ってスカイケーブルに乗り、蔵王大権現に安全祈願をした後、まずはダイヤモンドバレーへ。
雪質は良好だが視界は絶悪。蔵王初っ端から心眼での滑りとなる。あまり人も多くないので、無人地帯のホワイトアウト的な状態。

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一旦高鳥を下りるがホワイトアウトは上の台も同じ。雪質はやや重くなり、少雪でピステンできないのかバーンは荒れ気味。中央ゲレンデに戻って三五郎で休憩。

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コロナ明けということでだいぶインバウンドが戻ってきたように感じる。
もっとも数年前によく見た大集団というのは姿を消したようで、数人のファミリーかカップルが多いようだ。中国語(?)は声が大きいので目立つだけで、実際の人数はまだまだかもしれない。
入った時はガラガラだった三五郎もだんだん混んできたので、スキー再開。

再開後はパラダイスへ。こっちのゲレンデは特に人が少なく、時に無人地帯が出現する。ただでさえコースが複雑でわかりにくい蔵王で、今日の天気では慣れない人はルートファインディングに苦労するのではないか。まして言葉のわからないインバウンドのお客さんは不安を感じるのではなかろうか。
昔々ウィスラーに行った時に、人気の少ないゲレンデで視界不良、リフト停止した時の心細さを思い出した。
とか考えていたら、パラダイスのコース途中で道に迷ってる風の人に声をかけられた。幸い(?)日本人だったが、斜面が落ち込むところで先が見えず、コースが不安になったようだった。ちょっとだけ道案内をしたが、昔の大混雑に比べると今の空き具合ではこんな思いをする人も多そうだ。

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パラダイスから大平コースを下りるのに、真っ直ぐパラダイス十字路を歩かずに、片貝リフト経由三郎岳から入ってみた。こちらの方が歩きが少ないような気がするが、実際どうだろうか。
上の台まで下りてきたらようやくガスが上がってきたが、ここで引き上げる。竜山のリフトが動いてないので、下にスキーをデポして空身で駐車場まで登り返すという姑息な小ワザで本日は終了。しばらくまとまった雪は降りそうにないが、滑れるだけ良しとしよう。
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2023年12月24日 筋トレ・イブ/蔵王ライザスキー場

今シーズンも蔵王のリフト券は値上げ。いつも買っているシーズン10時間券は1万7千円だそうだ。あまり買うことはないが1日券は6500円(スマホ予約で6300円、シニアは5700円)。もっともニセコに比べればまだかわいい方かもしれない。グラン・ヒラフは7800円、モイワはなんと8800円になっている。これはまあいわゆるインバウンド価格、実質的には道民割もあって二重価格なのかもしれないが、それにしても物価上昇の波がじわじわと押し寄せているのを感じる。スキーもいよいよブルジョワジーの遊びに先祖返りだろうか。昨今の電気料金原油価格からすれば、価格転嫁止む無しなのかもしれないが、一方で小さなローカルスキー場では値上げせずに頑張っているところも多い。山形蔵王の隣のライザでもシニアは一日券3500円。昨年いくらだったかを記憶していないので、値上げしてないのか正確にはわからないが、上に上げたスキー場に比べると格安に思える。自由主義経済化では価格は需要と供給の法則によって決定されるのだろうが、こういうスキー場は大丈夫なのか逆に心配にもなってしまう。
と、市場経済の問題について考察を重ねた結果、今シーズン初のゲレンデスキーは蔵王ライザに向かうこととなった。

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およそ一年ぶりのライザだが、直近の降雪で道路は圧雪凍結路。久しぶりの雪道も緊張で長く感じる。
ゲレンデのスキーセンターでシニア券を購入するが、年齢証明の提示も求められず、歳相応に見えるんだなと内心少し落胆する。

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エランの山板を履いてゲレンデに出る。コースの両脇は未圧雪の踏み残しがまだ残っている。コースにカメラを向けても人が写り込まないぐらいの空き具合だ。

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クワッドを最初の1本、1本目からなかなか脚の筋肉に応える。この時期のスキーは筋トレのようなもの、とは思っているのだが、それにしても今年は夏場に動く量が少なかったか。ペアリフトと乗り継いでリフト2本分のロングラン・ノンストップトレーニング。

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ゲレンデトップから刈田岳に向かうルートもいまだ盛大に笹ヤブが露出している。今日は登山パーティーも少ないようだ。

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天気は高曇りながら視界良好。対岸の飯豊朝日の山並みが輝いている。段々空も明るくなってきて熊野岳も姿を現した。
一時間半滑って一旦駐車場に戻る。

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ここで板を履き替える。今年BCクロカンのスキーを新調したので初下ろしである。
これは尾花沢の「富士スポーツ」で購入。クロカン専門店というだけあって、店内には各種クロカンスキーがずらりと並ぶのは圧巻だった。BCクロカンのスキーも他では見たこともない品揃え。お店イチオシのフィッシャーのステップソールを購入。今風にちゃんとサイドカーブも付いてるしアルティプルムよりも軽量なのは驚いた。

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ゲレンデに戻ってリフトに乗ってると、下を滑ってる人のヘルメットやフォームにどうも見覚えがある。「ライザで滑ってないですか?」とケータイでメッセージを入れると「いるよ」と返信が来て、電話もかかってきた。やはりY野さんだった。
休憩所でしばし雑談。Y野さんも今日初滑りだが雪の状況とエコノミカルな条件からやはりライザに来たとのこと。どうも考えることは似たり寄ったりのようである。
さて新しい板の滑り心地だが、なかなかに滑りやすい。最初は恐るおそるの自衛隊スキー、ヒールフリーのアルペンターンだが結構調子いいので、止めたはずのテレマークターンもやってみる。これも咋シーズンまでのアルティプルムとは雲泥の差だ。結局道具か、と忸怩たる思いもないわけではないが。。。
とはいえ、こちらも筋トレ状態には変わりない。アルペンとはまた疲れる筋肉が別のようではあるが。
12時で撤収。半郷の茜家で中華食った後、不二家でイチゴのショートケーキを買って実家に寄り来年90歳の母と食う。結構なイブだった。メリー・クリスマス。
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2023年12月19日 Weekday 電線道/月山・姥ヶ岳

大荒れ天気の週末の後、火曜日にO野くんが月山に行くという。この前まで学生会員だった彼もいまや立派な社会人、それも堅い勤め人のはずだが。同行に手を挙げたのはO竹さん。先日の交通事故の怪我で全治二週間という話だったはずだが、一週間後には刈田に山スキーに行っていた。聞けばまだ痛みが残り通院や治療院通いを続けているということだったが、いやはや。それでまあ、週末の山行を中止にしてくすぶり気味だった僕も乗っかりで参加。僕も一応勤め人には違いないが、有給休暇は労働者の権利である。
平日なので誰もいないかと思いきや、いつもの駐車地点には先行のクルマが2台。1台は会津ナンバー、もう1台は野田ナンバー。いや遠くからご苦労様です。おかげで全行程ラッセルと思っていたらトレースあり。

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先月とは違い電線道にもどうやら雪が付き歩けそうだ。しかし上の方でかえってヤブが多くなり直登できず。車道に戻っても雪止め柵などが完全に露出していて、12月半ば過ぎの雪の量では全くない。

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この日は冬型が崩れ、上空の雲で日差しはないものの全くの無風状態。休憩するとそれなりに冷えてはくるが、風がないのは楽チンだ。
リフト下の登りにかかり、前回同様若いO野くんはどんどん先に遠くなる。こちらは親子の年齢なのでもう追いかける気もない。せめてO竹さんには付いて行きたいと頑張るが正直必死である。親子とは言わないが一回り以上向こうが年上なのだが、一体どうなっているのか、しかも怪我上がりのはずなのに。。先月よりはいくらか楽になった気がするのが心の慰めか。通勤の地下鉄も階段を登るようにした効果があったかどうか。
途中で単独の人とすれ違う。「野田」の人だったが、もう2本目を滑ろうとしているところだった。トレース助かりました。

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リフトの上駅手前からガスの中となり、本日はここまで。無風なので滑降準備も余裕が持てる。
では滑りますか。O竹さんもO野くんも先頭を譲り合い、珍しく僕が先頭、露払い。

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さっきの単独の人のトラック以外は無傷のリフト下斜面。パフパフとは行かないがしっとりパウダー。平日に来た甲斐があったというもの。

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何人か下から登ってきた人とすれ違いリフト下斜面終了。

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姥沢民宿街を推進滑降で抜けて電線道へ。ご覧のようなヤブスキーに突入。

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快適とは言い難いが、滑ってみるとこれはこれで楽しい。

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登り3時間、下り1時間弱。駐車場には2台ほど車が増えていた。平日月山、楽しませて頂きました。
なかなか本格的シーズンインと行かないこの冬。今週の「最強寒波」に期待だが。。
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2023年11月26日 寄る年波の/月山姥ヶ岳

こちらはタイヤ交換もまだだというのに、O竹さんは既に2回も月山行・初すべりを済ませたらしい。
週末の寒波でいよいよ月山の雪も本格的に仕上がるかと思われ、いやタイヤがまだだったと仲間を募ったらO野くんが応じてくれた。ぼちぼちと人が集まり最終的には5人での月山行となった。前日の土曜日は強烈冬型の荒れ模様、家でのろのろと道具探し、道具の準備。古いブーツで行こうと思ったらソールがいよいよ末期的な様相を示していたので、(比較的)新しい方のブーツに合わせてエシックのビンディングを調整。一応万能ワックスも塗った。

日曜の朝8時、志津の冬期通行止めゲート前には既に長い路駐の車列が出来ていた。最後尾に駐車して歩き始める。
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一応雪はあるものの、踏めばアスファルトが見えるほどの薄さだ。姥沢への分岐を過ぎてスキー歩行に切り替えるが、ストックの石突きが路面にあたる。

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電線道はいまだ笹ヤブぼうぼうで、ジグザグの車道を忠実に歩くしかない。今日はO竹さんがいないこともあって自分が最年長。先頭は20代のO野くんと40代のT中さん、元気一杯でついて行くのがきつい。

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時折陽も射すお天気で、白い稜線が見えると気分はいいのだが、、
姥沢のトイレ前で休憩していると後続のパーティがやって来た。おなじみの西川山岳会の人たち。今日は道具の点検とか言われているがどうだか。

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リフト下の登りにかかるといよいよ先頭のO野くんのペースに拍車がかかり、概ね年齢順に列がばらけてくる。前を追うのは完全に諦めマイペースを決め込むが、後ろから西川の人たちが軽々と追い越して行った。いや、俺より年上でしょう、知らんけど。。。

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リフト上駅で風を避けながら休憩。このあたりからは陽射しがなくなり、休んでいると冷えてくる。姥ヶ岳への斜面は大賑わいだが、まだ雪不足でブッシュに仕切られている上に所々雪が硬そうだ。西川の方々は今日はここまでらしい。

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姥を目指して肩から東斜面に回り込むが、やはりガリ雪が出てきたのを見て戦意喪失、さっさとスキンを剥がす。O野くんはさっさと山頂に登って行き、他のメンバーもみんな頂上へ。東斜面もヤブが線状に露出しているので、奥側まで疲れるトラバースをしてから滑り込む。雪は悪くなかったが、ふくらはぎがつりそうで恐るおそるの初滑りとなった。
斜面の底でカップラーメンをすすりながら4人を待っていると、近くで休んでいた人から「YMCAですか?」と声をかけられた。良く見たらH野さんだった。やはり狭い世界のようだ。それにしてもH野さん、元気に2本目を登り返して行った。

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4人が山頂から下りてきて、一旦リフト上の肩まで登り返し。「もう一本!」と言う人がいなかったので、まあ雪はそれなりだったのだろう。

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リフト下は既に大勢下りた後なので、だいぶ踏み固められた雪。ただあまり荒れてもいない適度な踏まれ具合で、この時期としては相当滑りやすいコンディション。みんな喜喜としてかっとんで行くのを見て自分も恐るおそる後に続く。登りの苦労に比べるとまずまず破綻せずに滑れてほっとする。

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車道スキーになってからは太もも筋トレみたいになるが、徐々にシャーベット状で滑らなくなり、最後は雪が切れた。まあ初滑り、こんなもんだろう。リニューアルした水沢温泉銘水館の風呂に浸かって帰った。寄る年波と年齢のせいにばかりせず、少しは年に抗う気力がないとと思わされたシーズンイン。

帰り道、O竹さんの家に寄る。実はこの日も一緒に行くはずだったのだが、前々日に自転車ライド中クルマとぶつかり負傷断念だった。骨折はなかったということで不幸中の幸いながら、相当痛みがあるようだった。全治2週間ということらしいが、一週間したら月山に行けないかと考えてるぐらいだから、まあ大丈夫でしょう。いやいや、どうぞお大事に。


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