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3月9−10日 Funagata blowing/薬師森北面〜荒沢自然館へ

前週はY野さんツアーで安比に行くはずだったのだが、土曜出勤になり直前にキャンセル。週末は大荒れだったようだ。北海道では痛ましい犠牲者も出た。
どうも週末ごとに荒れる周期に入っているようで、Yの会山行の今週も天気は思わしくない。金曜の夜に低気圧通過後、日曜の日中にすぐまたもう一つやってくる予報。
今回のコースは年末のリベンジで、船形山頂から薬師森北面を経由して荒沢自然園に一気に下りようというもの。船形山最長滑降コース、かどうかはわからないが長いことは確かだ。

宮城ICでF野さん、O竹さん、K村くんを乗せて我がバモスで升沢の内水面試験場へ。下山地に車をデポしてK内さん、M山さん、N田さんが既に到着していた。今回は久々の大人数7名。ところがここでM山さんがシールを忘れた!予備のワカンで、という声もあったが、涙の撤退。6人となってしまった。(最初は8人だったのだが、O寺さんも怪我で来れなかった。)
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何年かぶりの升沢コース。上空は強風がゴーゴー言ってるが、ブナ林の中はさほど風が当たらない。天気は良いので気持ちがいい。
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三光の宮を過ぎて一旦稜線に向かうが、吹きさらしなのでやはり升沢小屋へ。

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新しい升沢小屋も初めて来た。この辺りはほとんど風がない。とりあえず一旦小屋に入って休憩。
ついここに居着いてしまいそうだが、明日のことを考えるとなんとか山頂小屋に行っておきたい。小一時間休んだ後腰を上げる。

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升沢小屋上の急斜面に出ると吹きさらしになり、時々突風が吹き付ける。
ここで装備を飛ばされる人が相次ぎ、一旦撤退を決めるが、飛ばされたストックが見つかったので再度山頂に向かう。

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登るほどに風は強まり、山頂小屋の直前はビル風なのか動けなくなるような烈風。
なんとか小屋に逃げ込んで、ほっと一息。参った。。
小屋の中でも風の音がうるさいが、中にいる分には天国である。これ以上風が強くなったら、明日出られないかもしれないが、とりあえず宴会。酒でも飲んで悪いことは考えないようにしよう。

翌日、風の音は相変わらずだが、天気はまだ持っている。気温が高く、朝なのに小屋の前の雪が融けて水たまりができている。
なんとか薬師森さえ越えれば、ということで出発。稜線はやはり強風で横倒しにされそうだったが、薬師森から北東稜を一段下りると嘘のように風がなくなった。
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ここでシールを剥がす。滑るルートは稜線から薬師森北面の小さな尾根状へ。入り口はブッシュ気味だが、すぐにブナの樹林になる。

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尾根状は雪堤が出てほとんどゲレンデ。F野さんによれば、バブル期にここにスキー場を作る計画が実際にあったのだそうだ。確かにいいゲレンデが出来そうな地形だが、、いや出来なくて良かった。

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雪は既に春雪だが、快適滑降。

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傾斜は徐々に緩やかになるが、ずっとブナ林の中で気持ちよく滑れる。しかし天気はいよいよ雨に。

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林道に到着。車は荒沢自然館まで入れたというので、あと16kmよりはやや短いはずだが。。

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12月には一旦尾根上に出たのだが、今回はずっと林道スキーで行く。雨は雪に変わり気温が下がってきた。林道でも雪に埋まっていると時折道がわからなくなる。急斜面のトラバスになっているところがやや嫌らしかったが、下りで滑れるのであっさり通過。
途中からスノーモビルの跡が出てきて、どんどん行く内に分岐を見逃し、白沼方向に入ってしまう。相当下ってから気づき登り返し。やれやれ。

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それでも林道クロカンスキーは雪がしまっているので速い。夏路を歩くより半分ぐらいか。
このあたりまでくれば、もう少し。

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15kmぐらいの林道が3時間半ぐらいだった。道を間違えなければ3時間か。ともかく念願の「船形山最長滑降ルート」を完走。久々に達成感のある山行だった。
しかしデポ車で升沢に戻る途中、里ももの凄い強風だった。郡山への高速も横風でそろそろと帰る。こんな日に山に入って良かったんだろうか。。
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