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2024年1月20日 お達者倶楽部/蔵王ライザBC

今年の暖冬・少雪は確かに顕著なもので、ゲレンデはともかくバックカントリーとなるとやはり頭を悩ますことになる。蔵王でも山形側、標高の高いライザ周辺なら何とかなってるかと計画してみたのだったが、、、

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お天気は望外に良い。ライザのリフトにはちょっと驚くほどの登山者が並んでいて、続々と刈田方面のツアーコースを上って行く。ほとんどがワカンやスノーシューの「登山」で山スキーはほとんどいない。少し上がると樹氷も「それなりに」出来上がっている。

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御田の神の避難小屋まで登ってスキンを剥がす。本日のルートはここから一枚石沢の右岸斜面に取る。

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当たり前だが、大勢の登山者の中でもこの方向に入って行くモノズキな人はいない。進行方向遠くに飯豊の山が神々しく見える。

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樹氷の間を抜けるとオープンバーンが広がった。斜度はないものの、今日はラッセルする程の雪ではないので気持ちよく滑る。
本日のメンツはF野さんとO竹さんの御大二人、それに新入会のN村さん。F野さんが傘寿、O竹さんが喜寿を過ぎていて、N村さんと僕も還暦過ぎ。さながら「お達者倶楽部」パーティである。

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オープンバーンは一瞬で、斜度が出てくるとともに濃いめの樹林に突入する。しばし迷路の中にルートを取って行く。雪景色は素晴らしいが。。

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一旦1360mのエコーラインカーブをからんで、番城山へ続く県境尾根方向を目指す。ブナ林を抜けていくとやがてまた雪原が開けてくる。

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ここは以前横川堰を訪ねた際に二度登り返しに使ったところだが、妙に開けた斜面があって、いずれ滑ってみようと思っていたところ。ここまで来ると杉ヶ峰の裏側の珍しい眺めが広がる。この辺り不自然に木がなくなっていて、人為的な伐採が入ったようにも思われるが、何のためかは謎。物知りの権化のような御大お二人も確証のあることはないようだったが、O竹さんは炭焼きの跡かと思ったようだった。

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さて楽しみにして来た切り開き斜面だったが、南向きのうらみで雪は半ザラメのモナカっぽく、またルート取りで一番開けたところを外してしまい、イマイチ不完全燃焼。笹ヤブも出てきて、やはり積雪が1m足りない、というところ。標高1200mあたりで足を止めて登り返す。

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登り返してみると、ここは県境に忠実に尾根筋付近の方がきれいに開けているようだった。といっても今日の雪質ではもう一本、という気にもならず。

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下りてきたトレースもあるので、登り返しは特に苦労もなく。平坦部が多いのを除けば、悪くないルートだと思うのだが。

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1360mカーブからエコーラインに出て、リフトトップ近くまで登り返す。時折エコーラインを滑ってくるボーダー・スキーヤーに会って、何が面白くて?と首をかしげていたが、あまり人のことは言えない。先頭のO竹さんが例によって快調ペースで遠くなる。F野さんも普通にシャカシャカ歩いていて忘れそうになるが、あれこの人傘寿だよな?どう見ても「お達者倶楽部」のペースではない。

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ゲレンデに戻って後はベースまでゲレンデ滑降。上天気で雪が緩むかと思ったらかなりガチガチのバーン。ジャガイモっぽくもなっていて、脚に響く雪質だった。それでも3人、余ったリフト券で「もう1本」滑りに行く、恐るべきお達者倶楽部なのであった。

この日はこの後、遠刈田でYの新年会なので蔵王の山をぐるっと半周して向かう。その前に新しい「道の駅やまがた蔵王」に立ち寄るが、頭の上に大きなクエスチョンマークが出そうな謎施設だった。
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