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2月11日 フライング/蔵王温泉スキー場

高梨沙羅選手がW杯で初めて表彰台の一番高いところに立ったのは一年前の蔵王の大会だった。そして一年後、16歳にしてW杯のポイントリーダーとして蔵王に戻ってきた天才少女は、札幌での不調から立ち直り1日2試合というハードスケジュールの中、圧倒的な強さを見せて2連勝を飾った。下位の選手がバランスを崩したり、トップを上げてしまって失速する中、沙羅は踏切と同時に完璧な空中姿勢に移行し、失速することなくK点、そしてヒルサイズまで放物線を伸ばしていた。もちろん天才と努力のなせる技だろうが、蔵王の台との相性というのも感じていたのではないだろうか。

という一部始終を山形のテレビで観戦した翌日、朝飯食ってから蔵王に出動。新雪が山形で5センチくらいだったが、雪質はさらさら。実家から蔵王まではほぼ圧雪凍結。途中の温度計は−7℃。
今シーズンは大森ばかりだったので、ともかく総合グランドを目指す。決して駐車場代を払いたくないためではない。(でも無理に払う気はない。)
唐松リフトに乗って竜山ゲレンデ。竜山山頂はすっぽり雪雲の中だ。

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ジャンプ台は兵どもの夢の跡。プレハブの壁の万国旗に宴の名残が見えた。
竜山ゲレンデもピステンされてないところはパウダーっぽいので行ってみる。なかなか快適だった。それにしても寒い。スカイケーブルに逃げ込み缶コーヒー飲みながら上へ。三郎パウダーを一本頂いて(一番乗りじゃなかったが)、即移動、大平コース。目指すはサンライズ。
サンライズの右側、尾根上も既にシュプールだらけながらパウダーが残っていた。雪がドライなのでまだまだ楽しめる。で、一気にテンションが上がるが、下地のうねりに飛ばされて板がはずれ前転。普通こういう時は体が遅れて後ろに転ぶと思うんだが。。
頭から突っ込み首筋からグキっと嫌な音が。ああこれはやっちまったか、来週はニセコなのに。それよりもしかして脊髄損傷で下半身が動かないかも。。
そのままの体勢で一息入れてゆっくり首を動かすと動いた。ああ、半身不随は逃れたようだ。というか、起き上がってみると別に首も痛くない。丈夫な体に産んでくれた両親に感謝しよう。
今日の板はヨメの10年前のBandit、150センチ。ビンディング解放強度も「5」のままだったのがまずかったか。
と思いながら、そのまま滑る。おいおい。
やっぱりサンライズは滑って楽しい。が、カービング(のつもり)で飛ばしてたら人とぶつかりそうになるし、そろそろ戻るか。

DSC08405.jpg
ジュピアはこの角度から見るとこんなだ。

DSC08407.jpg
竜山でまたリフト下(ここは規制してないからOKなんでしょ)パウダー頂いて、駐車場に戻る。ここのカラマツもこんなに背が高いか。

なんだかんだ言ってやっぱり蔵王の雪はいい。寒いだけある。でも寒い。
郡山への帰り、出来心で栗子経由にしたら猛吹雪で地獄だった。もう冬場は近寄らないようにしよう。。


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