５月１２日 山頂はいつも風が吹いている／栗駒山

Ｙ（仙台YMCA山岳会）では毎年５月に安全祈願祭として「わらじ祭り」を行っている。ご神体である山、沢、滝に向かって祝詞を奏上し一年の登山の安全を祈っている。
今年もそんな季節（例年よりはちょっと早めだが）になった。

新年会に続いてまた、栗駒山の岩魚の館にお世話になって前夜祭。
翌朝雨も上がり、神事も滞りなく終了。


山もすっかり新緑、いい季節だ。


新名物、岩魚丼ののぼりも出来ていた。
記念撮影も終えて三々五々。栗駒山に登ろうというのは４人。Ｏ田さんとＵ家さんがツボ、Ｋ内会長と僕がしつこくスキー。


それでもいわかがみ平からはずっとほぼ雪の上を歩いて行ける。（夏路よりはだいぶ迂回ルートになるが）


山頂付近はガスがかかり風が吹き付ける。今年はどうも無風ということがないようだ。
大きなパラグライダーを背負って登頂の人たちがいたが、この風ではフライト不能ということだった。
Ｏ田・Ｕ家組は近道しようとしてヤブにはまったそうで、やや遅れて登頂。それでもさすがにもう春、居られないほどの強風ではない。


そのまま来た道を滑るのも芸がないし、御沢は下りた後の登り返しがヤブになりそう。東面からドゾウ沢の方は雪がつながっていそうだ。
山頂直下の斜面は快適。


ドゾウ沢に滑込み、ヤブを一またぎして、碁盤石あたりまで下りる。斜面が広いので快適だった。
東栗駒の東尾根の途中に登り返し、反対側の残雪につなげるつもりがやや外れて少々ヤブこぎとなる。
それでも乗っ越した先からは東栗駒の下を一気にトラバス、うまいこといわかがみ平に戻れた。今シーズンはこれで滑り納めかな。


ハイルザームからの東栗駒山の眺め。あそこだなトラバスは。
ハイルザームの温泉は初めて入ったが、プールには入らなくていいからもう少し安くしてくれれば。
いやいや震災復興、それぐらいは協力せねば。。