SSブログ

2024年3月31日 R天国にいちばん近い山/月山

久しぶりの山スキー。4月の会山行担当になっていて湯殿山スキー場からの月山を予定しているので、その下見ということで。今回はN田さんのハイエースの後部座席でのうのうと座っていけるのはありがたい。
IMG_6747.jpeg
湯殿山スキー場はこの日が営業最終日だが、9時前の到着で既に駐車場はあらかた埋まっている。ゲレンデにもずいぶん賑わっているようだ。雪がまだたっぷりしっかりあることもあるが、今シーズンは「R天国」というのがかなり人気を呼んだらしい。R天国が何か、なかなか説明が難しいがゲレンデのあちこちにハーフパイプみたいなバンクみたいなものがちりばめられているのがそれらしい。

IMG_6724.jpeg
リフト1本乗ったところから歩き出す。昔は縦に2本リフトがつながったゲレンデ構成だったのだが、上のリフトは既に撤去されていて、切り開きだけが残っている。本日の下見に付き合ってくれたのはS本さんN田さんM山さん。スタート地点でスプリットボードのお兄さんと話したが、快速で先行して行った。他にも前方に歩いているパーティがいて、山に入る人も存外に多いようだ。前方に品倉山の急斜面が迫ってくる。

IMG_6727.jpeg
あえて下見をしようと思ったのは、濁沢の横断がどうなってるか気になったため。ずっと昔に姥沢のスキー場から入り柴灯森の尾根を下降して湯殿山スキー場に下りたことはあり、その時は沢の横断に特に苦労した記憶はないのだが、何分にもあまりに昔のことで自信なし。品倉山の北側を巻いて行くと濁沢の谷が見えてくるが、沢が口を開けているのと側壁が急なのでなかなか渡れるところがない。しばらく上流側にトラバスして行くとようやくブリッジで横断して対岸に上がれた。しかしそのもう少し上流側まで行けば、完全に沢は埋まっていて楽に越えられそう。実際上流側にトレースも残っていた。(結局地図の夏道点線通りか。)ともかくこれで下見の目的は達成。

IMG_6732.jpeg
横断点からは小尾根に乗り上げ、あとは尾根通しに進む。登る程に上部稜線の眺めが広がってきた。スキー場を出る時は曇り空で肌寒い感じだったが、天気は快方に向かっているようだ。

IMG_6740.jpeg
1302ピークのちょい手前。品倉尾根とこちらの尾根のジャンクション、1619が立派なピークのように立ちはだかっている。濁沢の源流斜面も魅力的だ。

IMG_6742.jpeg
1302まで来て、前方に1479の三角斜面が見える。本日の目標はこの三角斜面だったが、S本さんとM山さんはここで待機とのこと。N田さんを追いかけて1479の登りへ。先行者が2人登っているのが見えた。

IMG_6745.jpeg
1479からはようやく月山本峰西面が全容を現した。庄内地方の岳人でなければなかなかお目にかかれない眺めではないか。
本日はここまで。スキンを剥がして滑降。ずっと緩んだザラメ雪だったが、ここへ来てだいぶクラスト、カリカリ斜面となる。
今日は新しく買った軽量ブーツの初下ろしだったのだが、フィッティングがイマイチなせいもあっておっかなびっくりの滑りになった。

IMG_6750.jpeg
N田さんが何をしてるかというと、ミニ三脚にスマホをセットして自撮りというか記念撮影の準備中。カメラが一回転してパノラマ撮影できるスゴイものらしいが、出来上がりを見ていないので何ともいえない。

IMG_6757.jpeg
帰り道は広い尾根に思い思いのトレースを刻んで。ザラメ雪がだいぶ重くなってきた。

IMG_6761.jpeg
早めに濁沢に下りて、品倉山の裾を巻いて行く。登りで相前後したパーティは品倉尾根の急傾斜北斜面を登ったらしい。この急斜面目当てなのか、滑るところまでは見なかったが。湯殿山スキー場BCもずい分あちこち人が入っているようだ。

IMG_6765.jpeg
帰りはよいよいでスキー場に戻ってきた。背後の凸凹した稜線がやはり普段見慣れた月山の景色と違うようだ。

IMG_6767.jpeg
スキー場のR天国は午後になっても大賑わい。斜面のそこら中で人がぴょこぴょこ飛び跳ねてるんで、慣れない山屋はここでもまたおっかなびっくり。駐車場も満車で月山道路からの進入路一帯まで路駐縦列駐車の状態だった。
帰りの温泉はS本さんのリクエストで谷地のひなの湯。浴場内でH野さんA達くんにばったり。湯殿山の仙人岳を滑ってきたとのこと。あんな急なところをよくまあと感心する。
下見は天気に恵まれたが、本番の会山行はさてどうなるだろうか。

nice!(0)  コメント(0)